モアナと伝説の海 感想

 

なんとなーく敬遠していたモアナを視聴しました。理由は正月に見ようと思って登録したディズニープラスの期限が迫っていたからです笑

結果、
とーーーーーーっても良かった! なんで今まで観なかったんだろうと後悔します。でも映画館で観ていたら号泣して顔が酷いことになってたかもしれません笑


話の内容は主人公・モアナの成長物語です。大衆の意見に流されないこと、自分を見つめ直す事。テーマは自己内省なのかなと思ってみました。モアナは少女ですが内面はとても大人です。それ故に共感できるところがたくさんあり、子どもから大人まで楽しめる映画です!
まだ見ていない方はぜひ! 一度見てみてはいかがでしょうか。


ここからは映画の内容に触れて感想を書きます。まだみていない方はお控えください。

 

 


初めは島に伝わる伝統と島でのモアナの暮らしぶりが描かれています。
初めて船に乗り海に投げ出されてから、モアナは海への憧れを封印して島民の為に働きます。ここで「したい事」よりも「すべき事」を優先するモアナ。誰でも一度は直面するだろう選択に一気に親近感を抱きました。
モアナに共感できる理由は、彼女が不自然に社会の常識に物申さない所かもしれません。誰でも言いたいことを多少飲み込んで暮らしています。モアナもその1人。現実味のある主人公なのです。

 


次の見どころはマウイ登場から2人がテフィティに向かうまでです。
マウイのキャラクターは伝説の登場シーンからの想像通りでしたが笑、そこから2人が仲良くなるまでも丁寧に描かれています。船に乗ってついてくる、タマトアの元までくるなど奔放かつ勇敢なモアナを次第に尊敬するマウイ。モアナも島の人がいない場所で自分のしたい事を遠慮せずに行動に移します。それは支配からの脱却、自由を象徴するかのようで、前半と違いとても爽快です。

 


最後はテカァ戦で一度別れた後、もう一度力を合わせて心を返すまでのシーン。
最初のテカァ戦の後、お互いに不満をぶちまけます。モアナが他人を否定するような言い方をするのはここが初めて。でも当初から視聴者が思っていたであろうことを言ってくれるモアナにちょっとスカッとします。それと同時に普段(それまで)のモアナの大人っぷりに気付かされるシーンでもありました。島を出てからほぼ弱音も悪口も吐かずに頑張るモアナの強さ。でもひどい言われようをして思わず言い返してしまう、彼女の年相応の幼さが表れていました。人物描写が細かく素晴らしいと思います。


テカァに再び立ち向かうモアナのシーン。操縦技術が格段に上がっているのをみて泣きそうになりました。マウイがモアナの師であった事、2人の時間を1番如実に物語っているシーンに思えました。更にマウイが来た時は泣いちゃいましたね。マウイも1人になって、2人での時間を思い出したのに違いありません。

 


時系列でざっと感想を書きましたが、結論は本当に素晴らしい作品だと言うことです! モアナとマウイの心情描写が丁寧で、共感できるキャラクターだという事。ストーリー展開の巧みさも際立っていました。ベイマックスに次ぐ面白さでした。

それでは。

 

霜月